本日は4ページの会社案内パンフレットと、台紙2種類が納品となりました。
建築関係の会社さんです。
表紙は、ほぼ全面、アイリッシュグリーンのべた塗りです。
こうした濃い色を広い範囲で印刷する場合、
「表面加工」を行うのが一般的です。
今回は、ニス引きとスジ入れという加工をオプションで施しています。
ニス引きというのは、CMYKのカラー印刷が終わった後に、
全面に透明のインクを印刷してカバーする加工です。
グロス(光沢)、マット(つや消し)の2種類があります。
スジ入れのほうは、二つ折りをする折り目に予め機械で折り目をプレスしておく加工です。
ケーキを買うとき、店員さんが手早く箱を組み立てていますが、
ああいう組立箱の折り目のようなものです。
スジを入れておくことによって、折り目のひび割れが目立たなくなりますので、
折り目部分に濃い色を使っている時にお勧めです。
また、ニス以外ではラミネート貼りという方法もあり、
こちらはご存じのように、透明な合成材(ポリプロピレン)を紙の表面に圧着させる加工です。
台紙のほうは2種類あって、一つは会社概要用、もう一つが施工実績用です。
予めデザインされた台紙に、お客様が社内でプリンター刷りし、
最新の情報を盛り込むためのものです。
頻繁に変更が生じる情報を会社案内本体から分離することにより、
会社案内自体の寿命を延ばすという利点があります。
会社案内は使うけれども、数量はさほど多くない、という場合に有効です。