いつのまにか、
自分のアイデアで自分の製品をつくることに、
こだわらなくなっていませんか。

それは今から、40年近く前のこと。当時、ほとんどどこも本格的には手を出さなかった「エンジニアリングプラスチック」に、当社は着目しました。着目はしたけど、エンプラの取り扱いはさすがに難しい。つくるものすべてが試行錯誤。でも、常に難題に取り組んでいたため、エンプラの製品をつくることではかなり鍛えらています。そんな当社だからこそ、ユーザーからの信頼も十分。数多くの実力派企業と直で仕事をし、いろいろなプラスチック部品を提案・開発しています。

生活分野
気がつけばここにも当社の成形技術

当社きってのアイデア商品がこれ。旅行用はみがきパックのファスナー。以前は、2つの部品を1つずつアルミダイカストで製造し、アセンブリしていた。が、当社ではこれをガラス入りのPOMを使って2つの部品を一体成形。アセンブリの工程をなくして、大幅なコストメリットを実現した。この技術は特許取得にもつながり、現在は3つの部品の一体成形にも挑戦中。

AudioVisual
MDでいい音を聴いたら、それも当社

CDやMDについているレーザーのピックアップ。信号を受信するために、上下左右縦横に自由に動くようになっている。これをフレキシブルに動かしているのが、当社のエンプラ部品。小さな部品だが、11カ所も0.1ミリの厚さの部分があるほどの繊細さ。当社ではこれをS社にプレゼンし、その後は共同で開発にしていった。CDやMDのコストダウンに大きく貢献した製品。

情報通信
カラープリンタの中にもやっぱり当社

当社ではスーパーエンプラ製品にも取り組んでいる。米H社からのオーダーでつくったプリンタ用の部品がその一例。スーパーエンプラともなると加熱・冷却による体積の増減が少なく、とくに離型が困難だったが、独自のノウハウを発揮して解決した。この他、情報通信関係では、S社のノートパソコンなどにも当社の製品が組み込まれている。