都心50km圏が舞台。
木造注文住宅を中心にした
総合住宅メーカー。

高品質の木造住宅で成長。
注文住宅のさらなる拡大を狙う。

 テレビコマーシャルでもおなじみの当社。都心50km圏を舞台に、木造注文住宅を中心に提供している総合住宅メーカーです。1993年には、日本で初めて「全自動パネル生産システム」を導入。高品質、低コスト、工期短縮の追求に、新しい試みを続けています。特に近年は注文住宅事業の拡大に力を注ぎ、提案住宅を次々と発表しています。また、分譲住宅事業では、アメニティ重視の街づくりを推進。高い実績を誇っています。

新入社員が見つけた、
「会社」と「仕事」の魅力。
それを職種別に紹介しよう。

注文住宅部門

 ここ数年はもとより、当社が今後最も力を入れようとしているのが、個人のお客様を対象とした受注部門、注文住宅事業部門だ。家は人生で最も高価な買い物。そして誰もが最も望む買い物である。当社の注文住宅事業は、そんな人の永遠の夢をかなえる事業。誇りを持って取り組んで欲しい事業なのである。
 住まいに関する要望は人さまざまであり、家族構成や立地条件など、一つとして同じものはない。居住性や機能性はもちろんのこと、そこに住む人々のライフスタイルや嗜好など、あらゆるニーズに応えて初めて注文住宅といえる。それだけに注文住宅部門は、当社の企画力や技術力が大いに発揮される部門だ。モダンな北欧調から、伝統を生かした純和風建築まで、当社ならではの豊富なノウハウが凝縮されている。
 さらに当社では、新しい住宅の提案を次々に発表している。

分譲住宅事業

 優れた施工技術と多くの実績を持つ当社は、業界内外の企業・官公庁からも厚い信頼を得てきた。デベロッパー各社の指名を受けての街づくり、家づくりへの参画などもこうした評価のあらわれといえる。
 また、昭和38年以来、数多くの“文化村”および“HealthyTown”シリーズを自社で分譲してきた当社。住む人の立場に立ったプランニングや豊富な施工実績は、各方面から注目を浴びている。
 自社分譲住宅や大手デベロッパーからの受注の大部分を占めるツーバイフォー住宅も、当社の誇るハウジングメニューのひとつ。
 その特徴は、土地の選定から利用計画、造成、設計、施工、販売まで綿密なプランニングに基づいた一貫システムによる家づくり、街づくりにあり、従来の建て売りのイメージを一掃したといわれるほど。
 法人受注、自社分譲ともに、当社の長年培ったノウハウで、大型プロジェクトに挑戦している。

自社で職人を育成

 家づくりは「人の手の技」がすべての基本だ。当社は自社で技能者養成機関を設立。この学校では、社員として採用した高卒者に給与を支給しながら1年間かけて教育。全寮制の研修生活を通して社会人としての心構えから木の構造、建築計画、施工法、建築構造など幅広く専門知識を学び、2級建築技能士補の資格を取得する。当社の高い技術水準を裏付ける頼もしい職人たちだ。

大きな商品を

 私が就職活動で考えていたのが、人々の生活に密着した仕事がしたかったということ。ですから、対企業向けの営業活動よりも、対一般消費者への営業活動に魅力を感じていました。また、どうせ営業をやるなら、大きなものを扱うビジネスがいいという考えもあり、そのあたりから住宅ビジネスに興味を持つようになりました。
 ただ、入社前は当社がどんな家づくりを行っているか、どんな工法を採用しているか、という知識はなく、むしろ面接時の印象や、先輩社員の仕事ぶりなどにひかれたというのが正直なところです。
 入社後は2カ月間にわたって本社で集合研修があり、ここではビジネスマナーや商品知識などを中心に吸収しました。営業活動の実務的な研修を受けるようになったのは、その後、営業所に配属になってから。何でもじっくり勉強ができる会社なんですね。

台風の日の幸運

 営業所に配属されてからは、ロールプレイングを中心に商談の仕方を勉強します。これは、上司や先輩と、交代でお客様役を演じて、実際の商談を想定しながら、多応力を鍛えていくものです。
 配属後、しばらくすると、台風の日があったんです。この天気ではお客様もお見えにならないだろうということで、展示場で上司とロールプレイングを行っていたんです。ちょうどそこへご来場されたお客様がいらっしゃいまして、結局そのお客様が私の記念すべき初受注となりました。そのお客様は、お寿司屋さんを経営されている方。プランは1階が店舗、2~3階が住居という、ツーバイフォーの3階建て住宅でした。
 もちろん、契約に至るまでには先輩や上司にだいぶ助けてもらいましたけどね。とにかく何もかもがほとんど初めて経験することで、建築法規や融資など、いろいろな知識が身につきましたね。

新人らしい安心

 契約2棟目のお客様は、60代の方でした。もうほとんど私の父親と同じぐらいの年の方で緊張しましたね。ただ、こちらが丁寧に話していると、お客様のほうから「家の話なんだから、なごやかにいこう」と言われるほど。
 通常、家づくりでは、経験豊富で何でも知っているベテランが信頼されると思われがちですが、実際は「信頼できるかどうか」が大切なんです。私のようにトークも何もできないと返って安心感があるようです。あとは、家という自分の夢のために一生懸命に動いてくれる人間が信頼されるのだと思います。
 当社は木造の中では一流ととらえてご来場される方も少なくはありません。また、工事の施工はどこよりも丁寧という自負があり、自分たちの商品には自信を持っています。そうしたこともあって、営業トークに走ることなく、正直な商談が実践できるのです。

設計も同行

 設計というと、事務所で一日中、図面を描いているようなイメージがありますが、それは大間違い。もちろん図面を描くのが仕事のメインですが、実際は営業的な活動も多いんです。
 一つ一つのプランはまず、営業がお客様の基本的な要望を聞きながら、だいたいの方向性を決めていきます。プランニングを行う段階になると、設計技術者も営業に同行してお客様と打ち合わせ。商談は営業が中心になって進めていきますが、建築の専門知識が必要な内容になってきたときに設計が応えていきます。お客様が希望している間取りや内外装、たとえばコーナーにガラス張りの出窓をつけると強度・耐振性の面でマイナスになるのかどうかなど、より突っ込んだ技術的なコンサルテーションを行うわけです。
 プランができなければ見積もり、契約というプロセスには移れません。その意味で設計は、受注・契約のためにも非常に大きな位置づけにあるといえるのです。
 そして、受注が確定したあとは、最終的な図面を作成し、直接お客様とのやりとりを行うことになります。また、詳細な図面が固まれば、設計から工事へとバトンを渡していくわけですが、当社では営業・設計・施工までの横の連携が協力で、一つにつながっていますので、仕事はスムーズに進みますね。3つの職種がチームとして、一つの目標を達成していくという感じです。

そして工事へ

 当社では、着工前に必ず5者会談を行います。これは、お客様、営業、設計、施工管理、それに資金面を担当する業務の5者が集まる、最終的な確認の機会。ここでの司会進行役が施工管理なんです。
 営業や設計とのやりとりは多いですね。営業とは、いつから着工できるのかといった、お互いの予定を把握しておきます。また、着工前から図面の内容を頭に入れておき、事前に必要なことを済ませておくためにも、設計との関わりは密になります。
 着工後はお客様と現場で直接、お話をすることが多くなります。少しずつ家が完成していくと、お客様も家具の配置や毎日の生活をイメージしやすくなるので、コンセントの位置変更といった細かな修正も出てきます。中には、収納を追加してほしいといった依頼もあります。そういう追加工事の場合、営業から見積もりに含まれているのかを直接確認。含まれていなければ、再度見積もりをし、お客様に提示してOKをいただかなければなりません。
 当社の家づくりの一つの特徴は、施工管理を外注でなく、自社で行っている点にあります。このあたりの丁寧な施工、安心できる施工が大きなセールスポイントになっています。逆に言えば、工事に対する期待も大きいわけですから、その期待に応えるためにも自然と力が入りますね。私も、昨年11月から自分の現場を任されるようになり、今は初めての現場の完工に向けて奮戦中です。