“技術立社”をコンセプトにゼネラルコンストラクターの本領を発揮

 当社は大正13年に創業した総合建設企業。これまで豊富な実績を積み、技術力を築いてきた。そして、創立50周年を機に“技術立社”という企業コンセプトが“を打ち出している。半世紀にわたって培ってきた建築・土木における既存技術に一層の磨きをかけ、技術力を武器にさらなる成長をめざしていこうというものである。
 現在、当社の事業の中で伸長著しいのが建築部門である。環境と調和したレジャー施設、インテリジェントビル、未来構想にリンクした総合建築など、広い分野で実績を構築中だ。岐阜県美術館、エジプト大使館、光が丘パークタウン、みなとみらい21地区の横浜国際平和会議場など、国内の主要なプロジェクトにおいて当社の技術が関与している。さらに、これらをバックアップする新技術の研究・開発にも余念がない。建築支援システムDANSやHb(ハイブリッド)−RC工法、あるいはビルの省エネルギー化や先端科学技術を支える環境制御技術などまで、さまざまな新技術を開発している。これらの独創的な技術力に、ソフト力や提案力を加え、総合力を結集。企業力アップを図っていこうと考えている。

大日本土木の祖業として、
確固とした技術の蓄積と多彩な仕事

 当社の事業は、建築部門と土木部門が2本の大きな柱になっている。加えて、不動産、レジャー、緑化、資源の開発利用、海外工事などまで、経営の多角化も推し進めている。
 中でも、土木部門は当社の祖業であり、高度な技術力を存分に発揮している部門である。土質や基礎、コンクリートなど土木技術の基本技術をはじめとして、新しい土木施工法、シールドなどの施工機械まで、幅広い領域にわたって研究・開発を進めている。実際、前述のHb−RC工法や、複合基礎工法のGRF工法などを筆頭に、数々の特許技術を生み出してきた。また、これらの新技術に加え、大規模建築物の設計を合理的に行う信頼性設計法、AIなどのコンピュータ技術を活用した情報化施工まで、ソフト面の新技術も積極的に追求している。こうした技術力に裏付けられた当社の実績は多彩。松浦火力発電所、関西新空港連絡橋、東名高速道路夫良野トンネル、本州四国連絡橋、東京湾横断道路など数多くのビッグプロジェクトに名を連ね、すべての現場で当社の土木技術が生かされている。時代の最先端技術をとり込んで、人間のための施設、まち、環境づくりが繰り広げられているのである。