世界20カ国を歩いて理想の住宅を見つけた社長と
ひたすらいい家をつくることに没頭する社員たち。

あなたには家づくりの哲学がありますか?

結局、みんな、
いい家がつくりたくて、
この会社に集まってきたんだ。

 展示場で営業を担当しています。ここは、新人3名、部長1名という若手中心の職場です。当社の営業は、雑誌広告などの返信はがき、展示場に来ていただいた方へのフォローからスタートします。新規の飛び込みは一切行わないんです。というのも、棟数の拡大のために無理な営業をするのではなく、当社の家づくりの考え方に共感していただいたお客様に対して全力を注いで、理想の家を創り上げていくというスタンスだからです。少しでもいい家にしてもらうために、どんな努力を惜しまない。当社は、そんな人間の集まりなんです。
営業担当 山田勇一 96年4月入社

 私が当社に入社したのは、社長の先を見た考え方に感動したため。大学時代に林学を専攻し、「木」のことを学んできた私にとって、共鳴できるところが多かったですね。入社後は設計を担当していますが、新人がすぐにプランニングできるほど当社の家づくりは甘くありません。規格住宅ではなく、完全なフリープランですし、お客様に本当の快適さを提供していくために、奥深いところまで踏み込んでプランニングしていくんです。設計技術者にも当然高いレベルが求められています。まだまだしばらくは勉強ですね。
設計担当 浜田敦 96年4月入社

 私の仕事は、いろいろな職人さんをまとめて、現場での工事を進めていくこと。職人さんはすべて当社のポリシーをよく理解してくれている人たちばかりですから、意思の疎通はスムーズです。ただ、みなさん厳しい姿勢を持っている人なので、その取りまとめ役としてのプレッシャーは感じますね。あと、当社には、お風呂やキッチンなど、住宅に関連する各分野の専門家に詳しく話を聞く研修もあるんです。全員参加で受けることもあるんですよ。興味がある人なら、スペシャリストへと成長していける環境が整っています。
施工管理担当 青柳一馬 96年4月入社

住まいは人に優しくなければならないし、
環境にも優しくなければならない。

理想の家をつくるために私が選んだ道

 輸入住宅。これはずっと理想の住まいを追求してきた私の結論でした。自然と結びついた空間でこそ、人間は安らげるものです。ですから木造の家であることは絶対に譲れないことでした。が、それで価格が高くなってしまうのは決して良いことではありません。その点、2×4工法なら、ローコストで、北米の良質な材木をふんだんに活用できますし、完全なフリープランで設計できます。また、私は今まで20カ国以上に足を運んで自分の目で各地の住宅を見てきましたが、やはり各国にはそれぞれ素晴らしい住宅文化があるんです。たとえば北欧などは、暖房システムや環境への配慮で進んでいます。そういう、いろいろな地域の安くて良いものも積極的に採り入れています。

“人間”を原点に発想するということ

 日本では今までリビングだけを暖房して、廊下やトイレは寒いままだった。ところが、暖かい部屋から急に寒い部屋に出ることで、脳血栓などを起こす例が多いんです。また、小さい子供を苦しめているアトピーや喘息などの原因の一つに、室内の空気の汚染が挙げられます。当社では、家の中すべてを24時間空調するシステムも採用していて、これで空気は常にクリーンに保たれますし、家の中の温度差も小さくなり、健康面の問題にも対応できるわけです。また、2×4住宅は機密性・断熱性に優れているので、24時間の空調を行ってもむしろ省エネになるんです。つまり、人と環境、両方に優しい家づくりにつながっているんです。当社の家づくりのポリシーは永遠に変わりません。これからも、会社を大きくすることよりも、まず本当にいい家をつくることを第一に掲げていきます。その結果として、会社が成長していければいいと考えています。