ここでは、当社にどんな部門があって、社員がどんな仕事をしているのかを紹介しています。また、採用情報やセミナー情報も掲載していますので、そちらもご覧ください。

当社をひとことで表すと、“情報通信ネットワークの会社”になります。しかし、この世界には、機器・装置のメーカーからソフト開発会社、システム・インテグレーションまで、実にいろいろな“情報通信ネットワークの会社”があります。では、当社は、その中でどんな事業を手がけている会社かというと、答えは「全部」。ネットワークに関することなら、ユーザーのどんなニーズに幅広く応えていける会社。そんな総合システム企業なのです。

当社が今、打ち出しているのテーマが、構内LANから国際的な大規模広域ネットワーク、衛星通信、移動体通信まで、あらゆるネットワークを対象に、すべてを統合した形で事業を推進していこうというもの。1973年の設立以来、数々の“日本初の技術”を紹介してきた当社は、もはや情報通信ネットワークの世界では誰もが一目置く存在。一般にはあまり知られていませんが、当社という社名は新聞にもずいぶん登場しているんですよ。

DEPARTMENT OF JDC
当社には、
さまざまなセクションがあります。

一つの情報通信ネットワークを企画・提案・構築し、その稼働を見守っていくためには、実にさまざまなスペシャリストが必要になります。では、当社の社内には、どんなセクションがあるのか、紹介していきましょう。

当社の組織は、大きく分けて、「営業部門」「開発部門」「システム設計部門」「技術部門」「管理部門」の5つで構成されています。このうち営業部門では、新規ユーザーの開拓や既存ユーザーのフォローなどを担当。技術系セクションは、各種機器の設計開発(ハードウエア、ファームウエア)を手がける開発部門、ネットワーク全体のシステム設計や各種アプリケーションの開発を担当しているシステム設計部門、さらに機器・システムの設置やカスタマーサポートを行う技術部に分かれています。そして、これら最前線の活動をサポートしているのが総務や経営企画などの管理部門。ここから先は、各部門ごとに内容を詳しく紹介してあります。さあ、あなたが興味を持っている部門からご覧ください。

営業1
SALES & MARKETING

システムセールスをテーマに、
提案型・課題解決型の営業活動を展開

当社の営業活動は、一つの商品を売るスタイルではありません。商品があるとするなら、それは情報通信ネットワークの概念や環境、課題を解決する手段。ここでは、提案型の活動を展開する営業部門についてお伝えします。

情報通信ネットワークは多種多様な要素で構成され、これらが一つのシステムとなって初めて使えるものになります。機器を単体で販売するのではなく、すべてを包括した“システムセールス”が当社のコンセプトです。

そして、ユーザーはというと、現在までにおよそ3000社を開拓。そのうち一部上場企業は850社あまりになります。日本を代表する企業のネットワークを提案するわけですから、営業の手応えもそれだけ大きいのです。

営業2
SALES & MARKETING

まずユーザーを知る。
そのカギになるのが、探査型営業。

営業の第一歩は、まずユーザーのことを知る、情報を収集するというところから始まります。現状を把握し、ネットワークや経営にどんな課題を持っているかわかってなければ、課題解決や提案はあり得ないのです。

そもそも企業のネットワークは競争力強化のテーマ。社外秘の部分も多いですし、自社の問題点を社外には漏らしたくないはずです。違う言い方をすると、そうした経営の課題を聞き出せるかどうかで、当社がどれだけ良い提案をできるかが決まることになります。ユーザーも信頼関係のない相手には何も話したくはないですから、まずはユーザーのネットワーク担当者との間に信頼関係を築くこと。これがすべての始まりなのです。

ユーザーを知るといっても、ただ聞いたり、調べたりするだけでは不十分。表面上は見えないことも、探りを入れて調べなければ、本当にほしい情報は得られません。そのためには細かなことにも興味を抱いて、深く掘り下げていく“しつこさ”が大切。これを当社では、“探査型営業”と呼んでいます。そうしてユーザーを詳しく知ってから、技術スタッフと共に課題を解決できる情報通信ネットワークを企画・提案していくわけです。

営業3
Voice of Stuff

当社の営業スタッフが、
日夜、感じていること。

ネットワークは企業の動脈にあたる部分で、そういう重要なものを提案していける仕事です。それに自分でユーザー攻略のための手順を考えて、実行していけるので、やりがいは十分。

当社がターゲットにしている業界は広く、あらゆる業種を知ることができます。いろいろな考え、価値観を持った人にも出会えますし、人間的にも大きく成長していける仕事です。

営業が直接、海外のメーカーに製品のことを問い合わせたり、時には海外出張をする機会もあります。語学力が生かせますし、社内でも熱のこもった英会話研修があるんですよ。

開発1
RESEARCH & DEVELOPMENT

海外製品、自社製品を
幅広く手がける開発部門

開発部門では、各種の機器・装置に対して、ハード・ソフト両面からアプローチ。仕事を細分化するのではなく、ハードからソフトまで、設計開発から研究まで、一人一人が幅広い仕事をこなしています。

当社は、メーカー+商社というユニークな横顔を持っています。そのため、自社製品の開発はもちろんのこと、海外メーカーの優秀な製品を日本の規格に合った仕様に改良設計することも行っています。

対象となる製品は、モデム、多重化装置、ルーターなど、ネットワークの一部となる機器や装置など。筺体設計を含めたハード部隊、ファームウエアなどを担当するソフト部隊があり、両者が一体となって開発を進めています。

開発2
RESEARCH & DEVELOPMENT

ASIC設計からファームウエア開発まで、
技術のフィールドは多彩。

“エンジニアの数だけ職種がある”。そう言ってもいいほど、当社にはいろいろな開発ワークがあります。ここでは、開発部門のスタッフが携わっている仕事の、ほんの一例を紹介しておきます。

当社が扱っている製品はそのほとんどがマイクロプロセッサを組み込んだもの。そのため、ハード系エンジニアの仕事はVHDLなどの回路記述言語を用いてのカスタムIC(ASIC=特定用途向けIC)の設計、それを組み込むPCボードの設計が主体になっています。また、ソフト開発では、ANSI CやX/OpenのXPG4以降のものだけを採用し、世界標準に準拠した開発を進めています。国内外の最新の製品に触れる機会も多く、世界の最先端技術を吸収する環境が整っています。

当社では、ソフト・ハード、電気・機械といった明確な区分けはしていません。誰もがハード・ソフト両面からのアプローチができることをめざしています。エンジニアは学生時代の専攻に関係なくフレキシブルに仕事を担当していますし、中には教育学部や工芸学部を卒業したエンジニアもいます。また、一つのテーマをもって新しい技術の研究開発に取り組むこともありますし、新入社員が新製品の評価・試験などを担当することもあります。幅広く何にでも首を突っ込んでいける会社なのです。

開発3
Voice of Stuff

当社の開発スタッフが、
日夜、感じていること。

当社はコミュニケーションの世界標準を確立していこうと考えています。単に製品を設計開発するだけでは物足りないような、“科学志向型のエンジニア”にピッタリの会社です。

海外メーカーとの共同開発、トレーニングなどで、外国のエンジニアと接する機会が多いんです。とくにネットワークの先進国・アメリカの技術は勉強になりますし、エンジニアの考え方なども刺激になりますね。

VHDLを使ってカスタムICの設計を行っています。でも、私は学生時代に電気工学を専攻していたわけではないんです。出身学科に関係なく、いろいろな仕事に取り組めるところが魅力です。

システム設計1
SYSTEM DESIGN

ネットワークシステムを
最適の形にデザインしていく。

システム設計部門の役割は、ユーザーの情報通信ネットワークシステム全体を設計・構築していくこと。営業部門が収集してきた情報をもとに、ネットワークの全体像を描いていくデザイナー集団です。

ネットワークを構成する要素は、ユーザーのニーズによって異なります。たとえば、通信回線や通信機器にはいろいろな種類があります。高速の伝送が必要なもの、速度は要求されないものなど、多様な中から選択し、ユーザーにとって最適のシステムを形にしていくわけです。

ネットワークにはさまざまなメーカーの製品が使われます。当社では早くからプロトコルのネットワークへの吸収に取り組み、今ではあらゆるプロトコルに対応できる汎用性豊かな独自のプロトコルを確立。インターフェイスという点でも優れた技術ノウハウを持っています。

システム設計2
SYSTEM DESIGN

営業やユーザーとの
コミュニケーションが不可欠。

システム設計は、営業スタッフやユーザーの担当者・責任者と一体となり、コミュニケーションをとりながら進めていくもの。そのため、技術や知識だけでなく、プラスアルファの能力が身につく仕事といえます。

設計の第一段階では、ユーザーの業務の流れ、情報の流れ、組織の動きなど、ユーザーについて詳細を把握。社内の営業スタッフからの情報はもちろん、ユーザーのもとにも足を運び、担当者や責任者からもダイレクトに情報・ニーズを収集します。ネットワークとして優れた性能を持っていても、それがユーザーに適しているとは限りません。そこで、ユーザー個々の“中身”を把握した上で、システムの概要を固めていきます。

公衆回線・専用回線などの伝送路、またLAN・WAN間を接続するインターフェイス装置としてS・TDM、またフレームリレーやATMなどの多重化装置・交換機と、ネットワークはいろいろな要素が盛り込まれます。しかも、通信機器は15~20年にわたって使うことが一般的ですから、古い機種の技術知識を吸収しておかなければなりません。また、設計の意図を営業スタッフやユーザーに正しく伝えることも大切で、技術だけでなく、コミュニケーション能力も磨いていける仕事なのです。

システム設計3
Voice of Stuff

当社のシステム設計スタッフが、
日夜、感じていること。

現在は、プロトコルの研究を担当しています。世界標準のプロトコルの確立をめざしている会社だけに、世の中の最先端のテクノロジーに触れるチャンスはいくらでもありますよ。

システムエンジニアリング部のソフトウェア設計課に所属しています。実は、私は外国語学部の中国語学科の出身。技術的に優れた会社なんですが、研修がしっかりしているため、文系出身者でも技術職に就けるんです。

渋谷というロケーションにも惹かれて入社(笑)。アミューズメント施設で使われるマネジメントシステムのアプリケーションを、Visual Basicを使って開発しています。

サポート1
CUSTOMER SERVICE

システムの設置やメンテナンスなど、
ユーザーの最も近くに位置するセクション。

情報通信ネットワークは設計・構築して終わりという仕事ではありません。導入後に最適の状態で活用し続けて、初めてメリットが得られるもの。実際にユーザーが使う場面でのサポートが重要なカギを握っています。

当社には「技術部」というセクションがあり、ここで機器やシステムのユーザーのもとに設置・セットアップ。さらに稼働後のメンテナンスを担当しています。いわば、ユーザーの“生きたシステム”に接している部門です。

情報通信ネットワークは、複数のメーカーの製品が複雑に絡み合って構成されています。当社の守備範囲はすべての機器・システム。障害の原因がどこにあるのかを当社が切り分け、迅速なサポートに結びつけています。

サポート2
CUSTOMER SERVICE

リモートメンテナンスをはじめ、
最先端技術をフルに活用。

システムがダウンすればユーザーの業務は停止してしまいます。ですから障害が発生してからの対応では間に合いません。障害を未然に防ぎ、常に正常な稼働を実現するために、さまざまな最先端技術が活用されています。

当社のRMNS(遠隔監視管理システム)は、通信回線を介したデータ解析で、障害の予知・予防し、障害原因を発見。異常の情報が入ると、カスタマーサポートセンターのスタッフがおよそ10分で第一次の判断を下し、DFNS(緊急避難ネットワークシステム)によって障害箇所を回避して代替ネットワークに接続します。そして、必要に応じてカスタマーエンジニアがユーザーのもとへ出向き、障害原因の解決に取り組んでいきます。

カスタマーサービスという仕事の特徴は、ユーザーが実際に使っているネットワークシステムを常に見ていること。生のニーズや情報、業種や業界に特有の業務知識が得られることはもちろん、他社製の機器などにも接するため、技術的な知識も大きく広がります。こうして吸収した情報や知識は、当社にとっても貴重なものです。カスタマーエンジニアとして経験を積んだ後に、システム設計部門などで活躍している人も多く、現場を熟知したネットワーク・コンサルティングを行っています。

サポート3
Voice of Stuff

当社のカスタマーエンジニアが
日夜、心の中で思っていること。

当社に入社したのは、先見性に感動したため。まだパソコン通信という言葉がなかった時代にオンラインネットワークを目を向け、“日本で最初に**を実現した“という実績を築いてきた点に将来性を感じました。

フレームリレー交換機の評価試験を行っています。海外製品の機能を評価し、日本の技術基準に適合しているか、ユーザーの要求を満たす機能が実現できるかを調べていく仕事です。

いろいろなユーザーの情報通信ネットワークが見られるため、とにかく幅広い知識が吸収できます。あと入社当初は、自動診断システムなどの、最先端のサポートシステムやツールのすごさに感動しました。

管理1
Manegement

最前線の活動を
強力にバックアップ。

営業や技術などは、当社の最前線に立つ仕事ですが、それだけではビジネスとして成り立ちません。最前線の部隊の仕事がスムーズに進むようにバックアップしていくことが、管理部門の役割です。

当社の管理部門には、「総務」「経理」「広報」「社長室」「業務管理」「購買」の6つがあります。どれも決して表には出ませんが、スタッフとして情報通信ネットワークづくりを支えているセクションです。

管理部門は、経営に近いところ位置し、会社の全体像を把握するのには絶好の部門といえます。社長室には新入社員の教育訓練を行う専門セクションもあり、早い時期からトップの考えに触れるチャンスもあります。

管理2
MANAGEMENT

どの会社よりも大きい、
当社のスタッフの存在。

当社では数多くの海外メーカーとも提携し、国際的なビジネスを展開。また、ネットワークという複合的なシステムを扱っていることもあって、当社の管理部門は社内でも重要な位置づけにあります。

総務部門では、総務のほか人事、教育、法務などを担当。経理部門では計数管理や資金調達を行っています。また、広報は各種パブリシティ、情報収集、調査分析、社内外への広報などを手がけています。そして社長室では、経営計画の立案、各種の調査などに着手。このほか、最前線に近い部門として業務管理と購買があり、物流コントロールや機器の調達などを通じて、営業や技術の日常的な活動をサポートしています。

当社は国際商社としての機能を持ち、世界の優秀な技術や製品を国内マーケットに適合した形で紹介しています。この際に必要になるのが、各国の仕入先メーカーとの契約書類の作成や審査。これは総務部の法務セクションが担当しています。また、通信やネットワークに関する新技術・新製品は、アメリカを中心に世界中で刻々と誕生しています。社長室で、こうした最新情報を入手し、社内に提供していくことも手がけています。

管理3
Voice of Stuff

当社の管理スタッフが、
日夜、心の中で思っていること。

採用、給与資料作成、各種保険手続きなどを担当。当社はまだまだ未完成の会社なので、私たちのような若い人間が、会社の新しい仕組みを企画・立案していける余地があります。

管理部門というと地味なイメージがあるかもしれませんが、実は経営の中枢に近いところにあるんです。そのため、会社全体を見渡せ、会社のことがよく理解できるセクションなんですよ。

社外のセミナーにも参加させてもらっています。当社は、積極的に仕事に取り組んでいこうとする社員に対しては、その意欲に十分に応えて、積極的な支援をしてくれる会社です。

まとめ
Conclusion

結局、“人”が
中心になっている会社なのです。

さて、ここまで当社の社内や仕事について紹介してきました。いかがでしたか? 当社のビジネスはシステムを生み出し、いろいろな技術をコーディネイトしていく“人材”がそべての軸になっているのです。

当社では常に世界で通用するビジネスをめざしています。機器のインターフェイスでは“当社プロトコル”とでもいうべき業界標準づくりを行ってきましたし、ISO9000に適合する社内体制づくりも進めています。世界をターゲットにした当社だからこそ、“探査型営業スタッフ”がどうしても必要なのです。また、技術セクションでは、“ハーゾフト(Hardsoft)エンジニア”という人材像も描き、ハードからソフトまでを見渡せるエンジニアの育成に努めています。

人材に対する当社の思い。それは、充実した研修メニューの一端を見ればよく理解できます。新入社員研修を例にとると、まず入社後1カ月間にわたって集合研修を実施。ここでは、会社やビジネスの基礎知識のほか、哲学や言語学、数学、コミュニケーション論についても学びます。その後、営業・技術などの職種別に独自のCNEP(Communication Network Education Program)研修があり、技術や製品についての知識を吸収。そして仮配属後もOJTで、実戦力を高める研修を行っていきます。この間、実務に近いテーマについて研究し、研修の仕上げとして研究成果を発表します。また、入社2年目以降も、職種や階層によってさまざまなカリキュラムが組まれます。こうして、「自分で独立した考えが持てる人材」へと、社員一人一人を確実に育成しているわけです。