会社は10社から成るグループ企業体の中核企業。

“住”をキーワードに、多彩なトータルビジネスを展開する総合商社である。組織の面では設立以来、柔軟で機動性のある横割りの組織づくりを進め、各事業部門の成長力を効果的に引き出してきた。また人材活用でも、能力や実績に基づく実力主義を徹底。マネジメントや新事業開拓など社員の能力に応じた仕事を早くから任せるなど、新しい経営手法を随所に見せている。

“住”に関する多面的なビジネスを展開する総合商社

 会社は欧米の経営ノウハウに着目し、新しい経営手法によって多面的なビジネスを手がける新しいスタイルの総合商社である。感性や知性、情報をベースとしてた事業を展開し、“住”や“生活”に関わる分野を主要なターゲットにしている。関連会社10社から構成されるグループ企業体で“住”に関する総合的なビジネスに取り組んでおり、そのグループの中核企業という横顔も持っている。また独立系の商社としての特徴を生かした幅広いコーディネイトによって、住関連のさまざまな業種を取りまとめ、あらゆるニーズに応えるトータルビジネスを進めている。

横割りの組織づくりによって機動力を成長力を発揮

 グループ企業体という性格からもわかるように、会社では設立以来、横割りの柔軟な組織づくりを進めてきた。これにより間接部門の効率化、経営感覚を持った人材の育成、機動力の発揮など、さまざまな面で大きな効果を上げている。一つの事業が成長しても決して組織を巨大化させず、代わりに組織の数を横割りに増やしていく。成長力を持った各部門がビジネスを拡大した後に、統合という形で一大企業パワーを結集しても遅くはないと考えている。

徹底した実力主義を貫き、能力と実績による評価を実施

 会社に入社した先輩の多くは、まず営業部門に配属され、営業職からビジネスマンとしてのスタートを切るケースが多い。ここで商品知識やビジネスノウハウといった基本を学ぶことになる。ただし社内では実力主義や欧米流の能力別・職種別採用を採り入れているため、マネジメント能力を買って採用した社員には能力次第で早い時期からマネジメントを任せる。キャリアや年齢に全く関係なく、実力次第で大きなチャンスが広がっているわけである。今後は、20代の課長や事業運営責任者も数多く生まれていくはずである。