医薬分業の時代を先取りするユアマイ薬局は新宿副都心から新時代への第1歩を踏み出しました

新しいスタイルの調剤薬局をめざして。

本格的な高齢化社会の到来を前に、国内では“医薬分業”の動きが進んでいます。ユアマイメディカルシステムズは、 こうした医療の新時代を先取りする形で生まれ、 院外処方箋のニーズにきめ細かく応える「かかりつけ薬局」という 新しいコンセプトに基づいた本格的な調剤薬局「ユアマイ薬局」を展開しています。

ユア株式会社と株式会社マイを母体に誕生

医薬分業の新時代に「かかりつけ薬局」としての使命を果たしていく。ユアマイメディカルシステムズはこうしたコンセプトに基づき、ユア株式会社と株式会社マイの共同出資によって1994年6月に誕生しました。ユア株式会社は、臨床検査などを中心とした診断事業と同時に、ドラッグストア・調剤薬局53店舗の運営を手がけている企業です。その専門ノウハウと販売力に、総合商社・株式会社マイが持つ情報力や資本力をプラス。強力なバックボーンのもと、今後5年間で、処方箋調剤業務を主体とした大型調剤薬局「ユアマイ薬局」50店舗を関東以西のエリアに開設していく計画を打ち出しています。当社がめざしているのは、“高齢化”“情報化”“国際化”をキーワードにした新しいスタイルの調剤薬局の確立であり、幅広く院外処方箋のニーズにお応えする「かかりつけ薬局」としての機能を高めていきます。

先進のシステムを導入し、カウンセリングを充実

 ユアマイ薬局の一つの特徴は、先進システムを積極的に導入している点です。たとえば、国内の主要な病院で活用されているオンラインデータベースシステム・DIR(Drug Intelligence Reinforce=薬剤選択支援システム)を導入。個々の薬品の情報はもとより、副作用や相互作用、配合禁忌といった詳細な情報の収集へと結びつけています。一方、総合的な情報システムの開発を独自に進めており、患者個人個人に対するきめ細かな薬歴管理に役立てていきます。また設備機器についても、新宿店では自動調剤用の搬送システムを導入。1日2000枚の処方箋に対応する能力を備えるとともに、患者の待ち時間を従来の3分の1程度に削減することを目標にしています。これにより、薬剤師本来の職務である服薬指導やカウンセリングにあてる時間を増やし、充実した対人サービスの実現をめざしているのです。

医薬分業のノウハウを欧米から積極的に吸収

 当社では、医薬分業が常識となっている欧米のドラッグストアに目を向け、そのノウハウを積極的に吸収しています。その一つの例として、米国企業との提携によって、高度在宅医療に関する調剤も行います。また、調剤を中心にした欧米型のドラッグストアとしての展開をめざしており、一般大衆薬や健康食品などの販売、将来的にはユアマイブランドによるビタミン剤などの開発まで、活動の領域を積極的に広げていく考えです。そして、アメリカ型の展開を図る上で欠かせないのが、優秀な薬剤師の育成といえるでしょう。新宿店は280坪のスペースを持つ大型店舗ですが、薬局のためのスペースはおよそ半分の150坪です。店内には専用の研修室も設け、全店舗の薬剤師の教育・研修に活用。基本マナーや接客・コンサルティングから学術研修、調剤業務、専門知識の吸収まで、多彩な研修を実施しています。

ユアマイ薬局では、物流システムに力を入れています。とくに新宿アイランドにオープンした第1号店では、1500アイテムにおよぶ豊富な在庫を揃え、地域の“調剤備蓄センター”としての機能も果たしていく計画です。