橋梁架設工事、大空間構造物工事で、国内の主だったプロジェクトのほぼすべてに参加している高技術集団

広がる架設技術

 工事実績を見れば、実力は一目瞭然。当社は、日本を代表する橋梁や大型建築物に豊富な実績を築いている企業です。当社が得意とするのは、橋梁工事に関わる架設工事。つまり鉄骨技術を駆使して橋を架ける技術です。しかも計画立案・構造解析から設計、施工管理、補修工事にいたる総合力も当社の強みとなっています。とくに近年は橋梁の長大化が目立ち、高度な架設技術が要求されています。当社では30年に渡って培ってきた実績とノウハウをもとに、日本を代表する橋梁工事に参加。土木学会田中賞受賞作品を37橋も手がけるなど、“技術の横河”という評価を確立してきました。また、橋梁分野で培った架設技術を大型建築物に応用。超高層ビルや大空間構造物などの架設工事でも次々と実績を積み重ね、建築事業部門は橋梁と並ぶ経営の柱へと成長しています。

どこまでも上昇志向

 当社は設立以来、常に技術的に難度の高い工事を担当してきました。いわば当社の歴史は、未知の世界への挑戦であり、ことごとく技術的な難題をクリアしてきた歴史ともいえるわけです。こうした積み重ねによって技術ノウハウを築いてきた会社だけに、新技術に対して前向きに取り組み、より高いレベルをめざしている上昇志向が社員一人一人に浸透しています。その姿勢は、国家資格者の数にも表れています。技術系社員は約300名のうち、80%までが何らかの国家資格を取得。当社の場合、大型工事が多いため、「一級土木施工管理技士」「一級建築施工管理技士」は、施工管理者に欠かせない資格になっています。また「技術士」も全技術者の10%を占めます。大規模プロジェクトが多く、申し分ない論文テーマが選択できることも当社技術者の“特典”なのです。

多彩な研修の機会

 専門の知識や技術に詳しいだけでなく、技術を通じて社会に貢献できるような、人間的にも優れた人材であってほしい。これは、当社の人材育成のポリシーです。そのため、新入社員をはじめとして、階層別の研修カリキュラムを確立しています。また計画立案・構造解析、施工管理、技術開発などまで、幅広い知識を持ったスペシャリストの育成をめざし、計画部門、施工部門、開発部門とさまざまなセクションをローテーションによって経験。各方面の知識を吸収すると同時に適性発見に役立てています。一方、社外のセミナーや講習会にも、社員が自発的に参加。さらに米国留学、大学の研究室への派遣、共同研究も進めています。中には国内留学によって、博士号を取得した先輩もいるほど。社員の研修意欲に対して、惜しみないバックアップを行っています。