商品は自分でつくってしまう。
そんな企画開発型の内装建材の商社

国産第1号の木製防火ドアも、
当社が企画開発したものなんだ

 木のドアなのに燃えない。1000度の熱にも耐えられる木製防火ドアの国産第1号「AKドア」は、木が火に弱いという常識を根底から覆してしまった商品だ。で、この「AKドア」を企画開発したのが、住宅内装資材の総合商社である当社。商社とはいっても自社で商品を開発し、協力会社に製造を依頼、完成品を販売するというのが当社のスタイルだ。もちろん「AKドア」は自社製品のほんの一例にすぎない。木製家具、高級ドア、TCS(トータルコーディネイトシステム=インテリア・内装建材の設計施工)という3つの事業を柱に展開中で、とくにTCS部門は対前年比180%という勢いで急成長中だ。メーカー機能を備え、アイデアと発想を武器に企画開発力で市場を切り開く商社なのである。

どこまでもどこまでも前向きに。
そして2000年には1000億円企業へ

 当社では、大型ホテルやマンションなど“特注品”のニーズにも応えている。都庁舎の知事室にも、当社製品が採用されているほど。そればかりか、通産省の「新工業化住宅技術プロジェクト」「21世紀マンション計画」、大学研究室やゼネコンとの共同開発などにも参加している。このほか、事業の国際化にも積極的だ。ドアや建具の内装材は北米をはじめ海外各国から輸入。現地生産体制の確立を進めている。商品開発の面ではヨーロッパのデザインに目を向け、ノウハウ吸収のためにミラノに拠点を開設する計画も進めている。逆に、日本の伝統的な茶室をアメリカに紹介するという活動も行っている。企画開発型のビジネスをグローバルに展開し、2000年に1000億円企業への成長をめざしていく。